初句は一体何なのか 謎の口癖
「うしろすがたの にてあれば よもつひらさか こえんとおもう」 亡くなった義父が、昔よく口にしていた言葉だそうです。ある日、唐突に義母が話を切り出しました。「これどういう意味でしょうね。」自分で、メモ用紙に鉛筆で書き込み...
「うしろすがたの にてあれば よもつひらさか こえんとおもう」 亡くなった義父が、昔よく口にしていた言葉だそうです。ある日、唐突に義母が話を切り出しました。「これどういう意味でしょうね。」自分で、メモ用紙に鉛筆で書き込み...
都内の健康診断で、胸部レントゲン線検査の異常を見逃し、健診を受けた方が、肺癌で死亡されていたとの報道を耳にしました。過去複数年に渡り健診を受け、その時点から見落としがあったそうです。 見えていても写っているものが「無い」...
昔、往診先で奇妙な体験をしたことがあります。今から、20年程前のことです。患者様のご家族から、自宅に往診して貰えないかという依頼がありました。肝臓がん末期の患者様です。食事も召し上がれないほど衰弱していました。水分も僅か...
先日経験した、午後診療の出来事です。「イタタタ・・。」足を引き摺りながら診察室へ入ってくる男性患者様。「先生、痛風みたいです。」拝見すると、左足の母趾内側が赤く腫れています。「確かに痛風ですね。何かしました?」と伺うと「...
「濡れ衣」という言葉の由来をご存知でしょうか。福岡市博多区に、その由来となった塚が残されています。奈良時代、国司として都から佐野近世(ちかよ)という役人が筑前へ赴任したそうです。妻と娘をつれて赴任したのですが、妻が病死。...
インフルエンザの季節になりました。毎年、冬から翌年の春まで流行します。ご存知のようにインフルエンザの語源は、イタリア語で「Influenza」、ラテン語で「Influentia」、意味は「影響」です。中へ流れ込むという概...
血液型での性格判断は、全く当てになりません。しかし、免疫力については、血液型で差があることが証明されているのです。 東京医科歯科大学の藤田紘一郎名誉教授によると、免疫学的に一番病気に強い血液型はO型であると明言しています...
癌の温熱療法に、当院は電磁波というものを利用しています。患者様方から、「電磁波は体に悪いのでは?」と質問されることが時々あります。そこで今回、電磁波について簡単にご説明したいと思います。 電磁波と一口に言っても幅が広く、...
電磁波温熱療法(ハイパーサーミア)は、保険診療としての認可を得た癌の治療です。保険診療の認可を得るためには、繰り返し行われる基礎データの解析や、治療効果の有効性について比較され、その有効性が認められるか統計調査され、また...
老いとともに、腰の痛みを訴える方が多くなります。脊椎動物の定めとして、腰痛は切っても切り離すことが出来ない永遠のテーマです。なかでも、最もポピュラーな病気は腰部脊柱管狭窄症です。長時間のデスクワークやドライブなど、座って...
「ところで、これって何かしら?」時々、不定愁訴で来院された、ご年配の女性。診察のついでに、一寸尋ねてみたかったようです。示した場所は、鼻の頭。少し周りより赤く、僅かに腫れた米粒大の発疹がみられます。「何ともないですか?」...
高血圧で通院中の40歳代男性。診察室へ入るなり、「せんせ~、痛風みたい~。」と訴えます。「どんな風ですか?」と尋ねると、左足の脛を指しながら、「これです。痛いからマッサージに行ったら、そこで痛風じゃないのって言われたんで...
君がどんなものを食べているかを言って見給え。君がどんな人であるかを言ってみせよう。(サヴァラン) あるテレビ番組の、オープニングで使用されている格言です。食べ物にまつわる格言は、数多くあります。いずれも意を得たものです。...
野暮な人のことを野暮天と言います。今では、使う人を見ることがありません。言葉の由来は、蜀山人(大田南畝)が詠んだ狂歌と聞きました。 江戸時代に天災や飢饉が続いたため、氏子の寄進が少なくなった時期がありました。谷保の天神様...
誰でも、「もうこれで一巻の終わりか!」と思ったことが、一度はあると思います。一瞬でほっとする状況もあれば、暫くその不安が続く場合もあります。不安が長く続くのは、嫌なものです。頭の中で色んな思考が巡り、更に不安が膨らみます...
!このページのコンテンツは全て院長 医学博士 安部英彦の監修に基づいて執筆・制作されております。