よくある質問

FAQ

よくある質問

当院でよくあるお問い合わせについてまとめてあります。
不明な点などございましたら、メールフォームやお電話(03-3446-8686)でもお問い合わせを受け付けております。

Q 支払いは現金のみですか?

下記の各種クレジットカードがお使いいただけます。
VISA/JCB/Diners/Master/AMEX

Q がん温熱療法(ハイパーサーミア)はどのようにして予約すれば良いでしょうか?

まずはこちらの電話までご連絡いただき、ご予約をお取り下さい。

  1. 電話で病気の状態や病歴、治療歴などを医師が伺います。
  2. 電話の内容から、ハイパーサーミア治療が可能な状態であろうと判断された場合、保険で行う場合のルール説明や、お持ち頂くものについてお話します。
  3. 説明に納得された場合、初診でお出でになる日と時間を予約して頂きます。
  4. ハイパーサーミアに先立って、お持ちになったデータを拝見し、患者様とお話をさせて頂き、確認書・承諾書にサインして頂きます。
  5. ハイパーサーミアの治療では出力を変えられるため、どの程度の出力が患者様に最も適しているかを見極める目的で、予約の当日に約30分ほど低い出力から徐々に上げて行き、その後の治療に用いる出力を計画します。

Q がん温熱療法(ハイパーサーミア)は保険で受けられますか?

がん温熱療法(ハイパーサーミア)は、転移を含めた「固形がん」が(診療報酬点数項目:M-003)の保険適応となります。「固形がん」とは血液のがん以外、例えば肺がんや胃がん、肝臓がん、膵臓がん、腎がん、大腸がん、卵巣がん等を指します。

Q がん温熱療法(ハイパーサーミア)の料金はおいくらですか?

がん温熱療法(ハイパーサーミア)の保険費用概算」をご参照ください。

Q がん温熱療法(ハイパーサーミア)は私費での診療でいくらですか?

私費での診療の場合、1回の費用は15,000円となります。

Q がんの標準治療とハイパーサーミアを受けるタイミングはいつがいいですか?

ハイパーサーミアを受けるタイミングについては、標準治療の前後それぞれに違ったメリットがあります。

  1. 標準治療前:p53蛋白と呼ばれる、がん抑制遺伝子の活性化や耐性化蛋白の半減期を考えると、標準治療を予定している日より前3日の間にハイパーサーミアを行うことで、化学療法や放射線治療の増感作用が期待できます。
  2. 標準治療当日:放射線治療では、がん細胞を破壊するための活性酸素が必要です。当日にハイパーサーミアを行った場合、がん細胞の攻撃に必要な酸素分子を供給する作用があると考えられます。また、化学療法に対しては、薬物の分配システムに対して効果が期待できます。
  3. 標準治療翌日:放射線治療や白金製剤投与などの化学療法により、がん細胞はDNA損傷を起こします。がん細胞では、障害を修復するためにDNA修復酵素が働き始める訳ですが、酵素が機能を保つためには、一定の至適温度が必要です。DNA修復酵素が働いている時、酵素が働く至適温度から外れてくると、上手く機能しなくなり、がん細胞はアポトーシス(プログラムされた自然死)を起こすことになります。

いずれにしても、治療の際に最も大切な要素は、患者様の体調だろうと思います。個体差はあるものの、標準治療には少なからず副作用が出ることを考えなくてはなりません。抗がん剤の副作用が酷い方は、身動きが出来ないほど全身が重く、何も口に出来ないほど食欲がなくなることがあります。抗がん剤の種類によっては、全身に皮膚炎を起こし、手足が腫れたり、ヒリヒリする痛みを起こしたり、一日中トイレから出られない程酷い下痢が続くこともあります。副作用に苦しみながらハイパーサーミアを受ける事自体、心身ともにストレスとなり、治療を続けることが困難でしょう。

化学療法のスケジュールは、抗癌剤の選択や投与法により異なりますが、休薬期間が設けられます。投薬によって起った酷い副作用も、休薬することにより徐々に改善して行く筈です。副作用が重い方の場合、ハイパーサーミアを予定するとすれば、抗癌剤投与の直前に行う方がより確実ではないかと思います。

また、副作用が余り現れない方もいらっしゃいます。そのような方の場合、基本的に週1回の割合でハイパーサーミアを受け、更に化学療法の予定がある時には、投与日になるべく近い日を選択し、予定を組むようにお薦めしています。

Q 局所温熱療法と全身温熱療法の違いは何ですか?

温熱療法の方法を大別すると、全身温熱療法と局所温熱療法に分けられます。
局所温熱療法は保険診療が認められている治療方法で、肝臓がんへ広く利用されているRF(ラジオ波)や乳癌や前立腺がんへ利用されているHIFU(超音波)がありますが、当院で行うサーモトロンRF8で行う電磁波温熱療法は局所温熱療法に入ります。
一方、全身温熱療法は、血液透析のように血液を身体の外へ取り出し、加温した後に再び体内へ戻す方法や、バスタブのような容器の中へ入り、皮膚から全体に熱を与え、身体の外から加温する方法などがあります。リスクを伴うため、厳重な全身管理が必要な治療方法です。
また、全身温熱療法については現在、厚生労働省が認めた保険適応の方法はありません。

Q 電磁波って何ですか?身体には無害ですか?

がんの治療に利用する電磁波温熱療法は、赤外線暖房機器や通信に使用する範囲と同じ電磁波なので、身体に悪い影響を与えたりするものではありません。
また、電波のような弱い電磁波にも、何かの異常を訴える「電磁過敏症」と呼ばれる症状群の方が稀にいらっしゃいますが、このような症状については現在のところ電磁波の関連性はないと言われております。

Q がん温熱療法(ハイパーサーミア)を受ける際に準備するものや気をつけることについて教えてください。

がん温熱療法(ハイパーサーミア)を受ける際にお持ちいただくものは「バスタオル2枚」「フェイスタオル2枚」「着替え」「飲料水」などです。
食事は2時間前までに済ましてください。
貴金属・時計・眼鏡など金属製品は外していただきます。
デジタル音楽プレーヤーやスマホなどの電子機器はは壊れる可能性があるため、治療中はお使いいただけません。



!このページのコンテンツは全て院長 医学博士 安部英彦の監修に基づいて執筆・制作されております。