帯状疱疹ワクチンのご案内

日本人の成人の90%は、帯状疱疹のウイルスが体内に潜伏しており、免疫力の低下などで、80歳までに3人に1人が帯状疱疹を発症します。現在、帯状疱疹のワクチンとして2種類ありますので、それぞれの特徴をご紹介します。

  • シングリックス

ワクチンの性質
50歳以上の方を対象としたワクチンで、ウイルス感染性を持たない組換え不活化ワクチン

有効性
予防効果が非常に高く50歳以上で帯状疱疹の発症率 97.2 %減少、70歳以上でも 89.8 %の有効性があり、生ワクチンと比して予防効果が非常に高い

接種回数:2回
1回目と2回目の間隔は基本的に2ヶ月から6ヶ月内に接種

その他の特徴
筋肉注射のため、注射部位の痛みや筋肉痛、倦怠感などが出現するが、重篤化はほとんどなし
他のワクチンとの間隔は6日以上あければ接種可能
免疫不全の方(H I V感染者の方や免疫抑制剤などを内服している方など)でも接種可能

接種費用:1回22000円(税込み)、2回接種が必要

  • 弱毒生水痘ワクチン

ワクチンの性質
弱毒化した生ワクチンで小児に使用している水痘ワクチンだが、2016年より帯状疱疹の予防も追加承認された

有効性
帯状疱疹の発症率 51.3 %減少、帯状疱疹後神経痛の発生率も 66.5 %減少、帯状疱疹の重症度も 61.1 %低下

接種回数:1回

その他の特徴
帯状疱疹の予防効果は3〜11年で、徐々に効果は減弱
免疫不全の方は接種不可(H I V感染者の方や免疫抑制剤などを内服している方など)
他のワクチンとの間隔は1ヶ月以上

接種費用:8000円(税込み)

シングリックスは非常に値段が高いと思いますが、それ相応の高い効果が証明されています。
重症の帯状疱疹を経験された方はお分かりかと思いますが、入院治療を必要とする状態になればワクチンの費用では済みません。
水痘生ワクチンは、一応の効果がみられるため帯状疱疹にも適応されていますが、可能なら出来るだけ帯状疱疹ワクチン「シングリックス」の接種をお勧めします。

宜しければ、帯状疱疹についてのブログ記事をご参照下さい。
→ https://chinjudo.clinic/post/381

舘内記念診療所

!このページのコンテンツは全て医学博士 安部英彦・院長 医師 安部公崇の監修に基づいて執筆・制作されております。