院内処方と院外処方(処方箋)の違いについて

診療で分かりづらい院内処方と院外処方の違いについて簡単にご説明します。

初めての患者様に薬を処方する時、 院内と院外どちらを希望するか伺います。

大多数の方は何を意味するのか、どのような違いがあるのか、ご存知ありません。

確かに難しく多様なので、私も詳細を正確に答えることは出来ません。

大まかに言えば、

院内処方は、その名の通り、受付して戴いた医療機関(病院やクリニック、診療所など)で薬を直接お渡しする方法。

院外処方は、処方箋を薬局へ持って行き、薬剤師の先生から薬を戴く方法です。

貰う薬の内容は同じですが、薬局で戴く場合、薬局での待ち時間が必要ですし、また、薬剤師の先生のお手間を煩わせる分、お支払する自己負担金の差が少し発生致します。

院内のデメリットとしては、世の中に存在する薬全てを、院内に取り揃えて置くこと自体不可能であるということ。

しかし、使用頻度の高い薬が、院内には常備されています。

風邪や血圧、胃腸の薬など、ごく一般的な症状で受診される場合は、院内の方が断然有利でしょう。

院内のメリット:

1:待ち時間が少なくて済みます。

2:自己負担金が少なく済みます。

 (ケースにより異なりますが、差が1000円から2000円位まで違います。)

3:会計が1回で終わります。

院外(処方箋)のメリット:

1:薬剤師の先生から、薬の内容や飲み方を教えて貰えます。

2:他の科から貰った薬との重複や相性をチェックして貰えます。

全ての医療機関で、院内処方を受けられる訳ではありません。

むしろ、殆どの場合、処方箋を薬局へお持ちになるのではないでしょうか。

医療機関を受診した時、院内と院外を比較することが出来れば、ご本人の選択枝が増えるとと思います。

当院は院内処方が選択でき、お薬の待ち時間が楽になると思います。

舘内記念診療所

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


!このページのコンテンツは全て院長 医学博士 安部英彦の監修に基づいて執筆・制作されております。